信頼を失う上司の典型例。それは、自分の発言を覚えていない人間だ。
上司として信頼を得るのは難しいが、信頼を失うのは驚くほど簡単だ。特に、自分が何を言ったかも覚えていないような上司は、その崩壊スピードが倍増する。今回は、俺が直面した出来事を通じて、信頼を失う上司の特徴や注意すべきポイントを掘り下げていこう。
登場人物の整理
まずは話を分かりやすくするために、このエピソードに登場する人物を簡単に紹介しておく。
- A係長:今回の主役(というか反面教師)。忘れっぽく、感情のコントロールができないタイプ。言動が支離滅裂で、隠れ承認欲求高おじさん。部下からの信頼がゼロ。
- B主任:可もなく不可もなくの上司。
- 俺:今回の被害者。ミスを素早く報告し、適切な対応を心掛けるプロフェッショナル。
問題の発端:ちょっとしたミスが大問題に?
話の始まりは、俺が仕事中にやらかしたミスからだ。リモート出勤中だった俺は、すぐに主任にチャットで報告した。この「即時対応」は、信頼を保つための基本中の基本だと思っている。
主任と係長は、その時MTG中で同じ部屋にいたから、俺のミスは主任から係長にすぐ共有されたはず。これで状況は一段落するかと思っていた。だが、主任から「次の定例MTGで係長に報告してくれ」という指示が。
金曜日だった俺は、「いや、週末をまたぐのはまずいだろう」と考え、「本日中に報告したい」と提案した。すると主任はこう返してきた。
「係長が月曜でいいって言ってる」
この時点で俺は納得し、金曜の残り時間を別の仕事に集中することに。週末も特に気にせず、リフレッシュして新しい週を迎えた。
月曜の朝、信頼崩壊の瞬間
そして迎えた月曜日。定例MTGで係長にミスを報告したところ、予想外の反応が返ってきた。
「隠そうとするな」「すぐに報告しろ」
…おいおい、ちょっと待て。俺、金曜日に主任から「月曜でいい」と言われたから、それに従ったんだが?なんでここで俺が怒られるんだ?
この時点で、「何言ってんだこの人?」と心の中で呟いたのは間違いない。ただ、その後すぐに冷静になり、「ああ、この人、可哀想な人間なんだな」と気づいた。こういう矛盾した態度や怒りをぶつける姿勢は、器の小ささを露呈している。
信頼を失う上司の典型例
ここで改めて考えたいのは、「なぜこの係長は信頼を失ったのか?」ということだ。今回の一件だけではなく、普段の言動からも信頼を失う理由が浮き彫りになる。
1. 言動が支離滅裂
「月曜でいい」と言ったかと思えば、月曜になったら「すぐに報告しろ」と真逆のことを言う。この一貫性のなさが、部下に混乱を与え、信頼を損なう大きな要因だ。上司としての最低限のスキルである「明確な指示」が欠けている。
2. 怒りをコントロールできない
感情的な態度を見せる上司は、部下からの信頼を失いやすい。特に不機嫌な感情を部下にぶつけることで、「この人は頼れない」と思われる。冷静さはリーダーに求められる最重要スキルの一つだ。
3. 責任転嫁の姿勢
今回のように、自分が指示した内容を忘れ、それを部下のせいにするような態度は、信頼関係を根本から崩壊させる。上司は部下のミスをカバーし、成長を促すべき存在であるはずだ。
注意すべき上司の特徴
世の中には、今回の係長のように信頼を失う要素を持った上司が少なからずいる。では、そういった上司に巻き込まれないためにはどうすればいいのか?ここでは、注意すべき上司の特徴をいくつか挙げてみる。
1. 感情的に振る舞う人
怒りや不機嫌を隠さず部下にぶつける上司は、自己管理ができていない証拠だ。こういう人は部下の意見を冷静に受け入れることができず、結果的に部下の成長を妨げることが多い。
2. 指示が曖昧な人
「適当にやっといて」「後で考える」といった曖昧な指示を出す上司は要注意。部下に丸投げする姿勢は、責任を取る気がない証拠だ。
3. 手柄を独り占めする人
部下が成果を上げても、それを自分の手柄にするような上司もいる。こういう人は、部下を使い捨てのように扱い、長期的な信頼を築くことができない。
4. 常に批判的な態度をとる人
部下のミスばかりを指摘し、成果を褒めない上司は、部下のモチベーションを下げるだけだ。批判だけでなく、建設的なフィードバックができる上司が理想だ。
部下としての対策:自分を磨くチャンスに変える
もしあなたがこういった上司の下で働いているなら、振り回されるだけではなく、それを自分を成長させる材料に変えることが重要だ。
- 冷静に状況を分析する
感情的に反応するのではなく、上司の言動を冷静に観察し、どこに問題があるのかを見極めよう。 - 反面教師として活用する
「こうはなりたくない」と思える上司の姿勢を学び、自分が将来同じ過ちを犯さないように注意する。 - 自分の価値を高める
スキルや知識を磨き、より良い環境で働ける可能性を広げることが、最終的な解決策になる。
余談:飲み会での小さな事件
ちなみに、週末の飲み会でこんなことがあった。係長のお気に入りの女性社員と俺がたまたま盛り上がって話してしまい、その様子を見た係長が明らかに不機嫌になっていた。もしこれが原因で月曜日に怒られたのだとしたら…
「マジで終わってる。」
職場で感情を持ち込むのはNGだ。特に恋愛や嫉妬が絡むと職場全体の雰囲気を壊すだけだからな。
まとめ:信頼されるリーダーになるために
俺たちが目指すべきは、効率的で洗練された生き方だ。上司であれ部下であれ、信頼を得るには一貫性、冷静さ、責任感が必要だ。無駄を徹底的に省き、最短ルートで結果を出す。そのプロセスを楽しみながら進むことで、本物の成功者に近づける。
成功するかどうかは、今日からの行動次第だ。あなたも自分を磨き、信頼される人間になろう。そうすれば、周囲からも自然と評価される存在になれるはずだ。
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